超高齢化社会を迎えるにあたり、政府は適正化という名の医療費抑制を行っています。厚生労働省の目指す方向は病院の統廃合と、療養病床の削減、在院日数短縮による在宅医療への移行、高齢者負担増、保険者による健診・保健指導の義務化など、財政論を前提とした大幅な医療費抑制です。また、終末期医療については、在宅看取りを世界標準の4割程度まで引き上げることも目標としています。このような医療情勢の中、今後は在宅医療がご家庭にとって大きな不安となることが予想されます。
私は、患者様及びそのご家族様の良き相談役として、「心のかよい合う、暖かい医療」を実践し、安心して在宅医療を享受できるクリニックを目指し、この度院長に就任致しました。若輩者ではございますが、少しでも皆様のお役に立てればと願っております。
川會 順
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